夫婦の人間関係

夫婦になるって、不思議。だって考えてもみて。ひょんなことで知り合った二人が、結婚して同じ名前を名乗り、同じ家に暮らすようになるんだよ。 もともとは他人なわけだから、当然、好みや価値観は違う。好きな色や好きな音楽、好きな食べ物……全部違う。だって、育ってきた環境が違うんだから、当然だよね。 そんなまったく別々の人間なのに、夫婦として一緒に暮らすうちに、だんだんなじんでくるんだよね。

もちろん、ああ、やっぱり夫婦といえど所詮は他人なんだな、なんて絶望することはしょっちゅうある。 分かり合おうとするのに、話せば話すほど、お互いのことがわからなくなったりすることもある。 本当にさびしくなる。まるで私はこの世にひとりぽっち……一番に私をわかってくれていると思っていた彼が私をわかってくれていなかった、そして私も彼のことをわかってあげられていなかったって。

でもやっぱり、夫婦っていいものだと思うよ。時にはぶつかることもあるけど、喧嘩するほど仲がいいって言うじゃない?時には意見が違うことを確かめ合うことも必要。 相手のことを客観的に見られる。それって、もとは他人だからだよね。夫婦って、やっぱりお互いをいちばん理解しあえるのかも。 それにしても、夫婦って、絶対縁で結ばれてるよね。前世で家族だったのかもしれないね。時々すごく似てる夫婦を見ると、「やっぱりそうだ、あの人たち前世で家族だったんだ」なんて勝手に納得してるんだ。